「傘シュシュ」「レインシュシュ」とは
「こんなグッズが欲しかった!」
雨降りの日に濡れた傘をしまう時は、どうしても手指が濡れてしまいます。また畳んだ傘の水滴が洋服についたり、床に滴るのはあまり気持ちいいものではありません。
テレビ等で今話題の、傘シュシュ(レインシュシュ)とは、ヘアアクセサリーのシュシュのような形の、雨の日対策グッズです。
吸水性のある生地の傘シュシュを、濡れた傘に通すことで水滴落下防止になり、また使用しない時は傘マーカー(目印)にもなるというアイデア商品のレインシュシュ。
もともとは主婦の山田由嘉子さんが、雨の日にスーパーなどで用意されるビニールの傘袋を、エコバッグのようにリサイクルできないかと考案したものだそうです。
公式サイト http://www.amegoo.net/sack.html
アマゾンでの販売価格は399円+送料
- 出版社/メーカー: Ameg●●
- メディア: ホーム&キッチン
- この商品を含むブログを見る
こちらのアイテムは吸水&速乾や見た目にこだわり、何度も改良を重ねていて、濡れたシュシュを収納する袋付き。
自分の手が濡れずに済むだけでなく、雨の日にマイカーで濡れた傘が車内を濡らしてしまったり、電車内でも誰かに迷惑をかけることもないので、雨の日のエチケットとしても使えるアイテムです。濡れた傘をシュシュ使うことで、お店や施設の床を汚す心配もありません。
レインシュシュの使い方
今回、自宅にマイクロファイバーのタオルのあまりがあったので、この傘シュシュ(レインシュシュ)を自作してみることにしました。
ヘアアクセサリーのシュシュと同じ要領なら、作り方もそれほど難しくありません。
ミシンを使わず、巷で大人気の「裁ほう上手」を使って、ざっくり簡単に作りました。
「裁ほう上手」とは、布小物やカバンの製作や、すそ上げ用手芸ボンドです。ミシンいらずで裁縫ができると、女性を中心にブレイク中の強度もあり、洗濯・ドライクリーニングでもはがれにくいという、画期的なボンドです。
最近ではミンネなどのハンドメイドサイトでも、この「裁ほう上手」使用と思わしき布小物を、ちらほら見かけるようになりました。
個人的にも家庭用の簡単な小物作りやデコなどに重宝しています。ちなみに海外の友人に送ってあげようとしたところ、ボンドは国際郵便禁制品でした。
レインシュシュの作り方(裁ほう上手ボンド使用)
材料と必要なもの
●タオルやマイクロファイバータオルなど吸水性のある布 ●ゴム(今回はパジャマ用ゴム使用、ヘアゴムなどゴムなら何でも) ●裁ほう上手●はさみ ●ゴム通し(なければヘアピンでも) ●アイロン・アイロン台
生地をカット、中表の筒状になるよう合わせてか接合、ゴムを通して輪っかにした後、開き口を閉じるという流れで作ります。
表記のサイズの場合、画像のようなギャザーたっぷりの大きめサイズになるので、長さと幅はお好みで調整します。
裁ほう上手はそのままでも使えるとありますが、アイロンでプレスするとより強力に接着できます。少量ではなかなかくっつかないので、ノズルから直接多めに出して、付属のヘラなどで伸ばします。その後接着するまでしっかりアイロンをかけます。
接着面が固まったら、表にくるっと返します。つなぎ目も同じく裁ほう上手で貼り合わせ、ゴムを通します。その後、開き口を閉じて完成。
最後の開き口を閉じる仕上げだけは、ゴムを入れてギャザーができた状態ではボンドが塗りにくいので、手縫いの方がいいかもしれません。
テープなどで引っ掛けループをつけると、乾かす時に吊るせて便利です。
傘シュシュのメンズ用も作ってみた
吸水性重視のため、タオルをたっぷり使用した傘シュシュはどうしても大きめになります。それに家にあるもので適当に作ると、見た目は後回しになってしまいます。
そこで長さを短くしてギャザー分量を減らし、表面にストライプ生地を貼ったもの(同じく裁ほう上手使用)がこちらです。
紛失防止にも!?
傘の種類が豊富な女性に比べると男性の方が、より傘の紛失率が高いのではないでしょうか。
メンズといえば似たような傘が多い中、傘置き場などでレインシュシュをつけておけば、誰かに間違って持っていかれることもなく、(もちろん本人にとっても)強力な目印になります。
傘をすぐなくしてしまう学生さんやビジネスマンの方にいかがでしょうか。(我が家だけ?)
裁ほう上手と傘シュシュの感想
「裁ほう上手」の使用感
裁ほう上手はもっと昔からあれば助かったのにと思うほど、簡単な小物作りや通園通学グッズ、雑巾や運動会のはちまきなど、忙しいお母さんにとっては縫い物が手軽にできるのでお役立ちアイテムです。
パンツなどの裾上げもこれでやると早くできます。ただし、接着、細かいアイロンがけなど、一連の手間がかかります。大物などモノによっては、ミシンの方が早いときもあります。
難を言えば価格が若干割高な気がします。小物程度でも結構な量を消費するので、ユザワヤなどで大容量サイズが売れ筋となっているのもうなずけます。またボンドなので、手につくとベタつきます。
どこまで強力なのかという点ですが、洗濯・ドライ・クリーニングでも剥がれない品質とメーカーは謳っています。
個人的に試してみたところ洗濯は大丈夫でも、強度としては無理に引っ張ると、はがれたことがあるので、引っかける心配がない個人使用のモノ作りには、向いている気がします。その意味ではあくまでも、ミシンや手縫いの代用品と捉えています。
今回タオル地やマイクロファイバーに、裁ほう上手が使えるかどうか不安でしたが、案外と頑丈に接着できることがわかりました。
レインシュシュの使い勝手は?
濡れた傘で試してみると、マイクロファイバーの吸水性効果で、手作り傘シュシュでも十分水滴がとれ、傘の先端からポタポタ落ちることがありませんでした。びしょ濡れの場合は、レインシュシュを、傘の下の方で留めておくと、吹ききれなかった水滴をキャッチしてくれます。
使用後は傘の柄につけたままにしたり、吊るしておくシュシュの置き場所に困ることがありません。あとは見た目の問題といったところでしょうか。その点、傘シュシュ公式サイトのものは、実用性も見た目も兼ね備えています。
存在は薄いながら、傘袋もプラスチック製品です。脱プラスチックのためにも発案者の願い通り、環境にも優しいレインシュシュ付きの傘が、町中の至るところで見かけるようになる日がくるといいですね。
最後までお読み下さり、ありがとうございました。
DIYではこんな記事も読まれています。
一年を通して愛用中 blog.soboku.jp