ジップロック袋が真空パックに?
食品の酸化と乾燥を防ぎ、保存や冷凍に便利なジップロック、通称ジッパー付き(チャック)袋。
密閉できるジッパー付なのですが、中身を入れたあと空気を完全に抜いて、真空にすることまでは通常は思いつかないのではないでしょうか。私はせいぜい、手で押し出す程度で済ませていました。
低予算!DIY食品保存用シーラーの作り方
家庭用の真空パックは市販品もあり、専用のポンプで空気を抜くようになっていますが、袋を買い足すコストがかかるのが玉にキズです。
ところがなんと、自宅にあるジップロック袋で真空パック処理ができる方法があったのです。
米DIY投稿サイト、Instructablesで見つけたライフハックはこちら。
内容と画像は以下のサイトから引用しました。
詳しい作り方の動画はこちら
用意するもの
ジップロック(冷凍保存用)
OPP透明テープ(ガムテープ)
シリンジ注射器 1本
アクアリウム用 3分岐コネクター
アクアリウム用 ビニールチューブ
アクアリウム用 逆流防止バルブ
つまようじ
*水槽用のアクアリウム用品はペットショップやホームセンターで購入できます。ご参考までに国内品で代用できそうなものを記載しましたがサイズ等はご確認下さい。
アクアリウム用のチューブ3本を短くカット
3本のチューブを三方向へ分岐したT字型のコネクターにセット
二つの逆流防止バルブと注射器を画像のようにチューブにセット
注意:空気の流れの向きを間違わないようにする(画像のinとoutを参照)
ジップロック袋の上部につまようじで小さな穴をあける(片面のみ)
ビニールチューブを写真のような角度で斜めにカット(効率よく空気を吸い出すため)
チューブをさきほど開けた穴に差し込み、袋の口を閉める
注射器でくり返し空気を吸い出す
真空状態になったらチューブを素早く抜き、穴にOPPテープを貼って密閉する
DIY真空パックの出来上がり!
痛みやすいレモンスライスを新鮮長期保存!
これを作っておけば、安価なジップロック袋でくり返し使えるので市販品より安くつきます。食材の長期保存や、コストコで買いだめした食品などの保存に重宝しそうです。
ジップロックの真空パック方法・その2
ツールを使わず、より簡単にジップロック袋を真空状態にしたいなら、こんな方法もあります。
水圧で空気を抜く
ジップロック袋のチャックを少しだけ開けた状態で食品を入れ袋ごと深めの容器に入れた水の中に沈める
水圧によってジップロック内の空気が外に押し出されて真空状態になるまで待つ
空気が抜けたら素早くジップロック袋を密閉する
今回ご紹介した真空パック方法二つのうちお肉や野菜、調理済み食品ならこの方法でもいいと思います。
ただし、乾物に関してはジップロックに入れた状態だとしてもお水に浸すのは、なんとなく抵抗があるので、注射器を使う方法がいいかもしれないと思いました。
ライブドア公式ブロガーのRinさんがより詳しい方法を紹介されています。
最後に
ジップロックに食品を入れたあと空気を抜く方法では、ストローを使う方法もあります。けれども人の口で?など考えると衛生的に少々不安がありますし、生魚や生肉などの場合は吸う側も雑菌を吸い込まないか心配です。
このブログで以前、アルミホイルを利用の大容量のコストコ・スタバコーヒー豆の保存方法(自己流)をご紹介したのですが、真空パックにすることでさらに味落ちが防げそうなので、試してみたいです。
またDIYする時間と手間が惜しい方のために、ジップロックをポンプで真空にする市販品があるので、一応載せておきます。
食品用だけでなくジップロック利用のライフハックは数々あり、米Instaractablesでよくチェックしています。今後もブログで活用アイデアをご紹介する予定です。
何かのご参考になれば幸いです。