ケガした時、傷を保護してくれて、貼るとなぜか安心する必需品と言えば、どこの家庭にもある救急絆創膏、通称バンドエイドです。
日本ではなんと年間約37億枚、つまり1人が年30枚程度は使っているそうです。私の地域では「サビオ」と呼んでいた気がしますが、「バンドエイド」は外国製品の商品名です。
今回はそんな救急絆創膏の話題をご紹介します。
日本人が考えたバンドエイドの貼り方に海外メディアが注目
米サイト・Mail Onlineがある日本人のツイッター投稿を取り上げるや否や、世界が驚きました。
こんなありきたりのモノにでも、手を加えて使うなんてスゴイ!と称賛されたワザがこちらです。
Japanese Tweeter explains perfect way to apply a Band Aid | Daily Mail Online より引用
日本人の@ponzuyo氏がツイッターでお披露目しました。
図のようにハサミで真ん中に切り込みを入れることで、絆創膏を剥がれにくいように貼ることができる裏ワザです。
https://www.pinterest.jp/pin/343610646563391609/ より引用
同じ方法で、下のように二通りの貼り方ができます。
誰にとっても身近で手軽なバンドエイドですが、動くたびにずれたり剥がれたり、場所によっては、一日ももたずに剥がれてしまうことも・・・。ですが誰もそれに対して、疑問を感じることなく「たかがバンドエイドだし。」などと見過ごしてきたのではないでしょうか。
既成概念を捨てることで、日常生活のちょっとした不便さを改善・工夫できることを教えられました。
意表をついたこのアイデアはピンタレストなどのSNSでも「バンドエイドの正しい貼り方」と、拡散されています。
https://www.pinterest.jp/pin/343610646567398266/ より引用
これに続けとばかりに、上のような方法も登場しました。 一般的なサイズだけでなく、バンドエイドの大きさにはいろいろあります。 そのまま貼るのではなく、貼る箇所に合わせて関節などにフィットさせるには、切り込みを入れるとうまく貼れます。
湿布をうまく貼る方法はあるのか
ところで体に貼るものでお馴染みのものと言えば・・・。
テーピングや消炎鎮痛パップ剤、通称「湿布」。
個人的にも最近よくお世話になるのですが、肩は一番貼りにくい箇所のようで、どうしても丸みの部分と四角い面を貼り合わるのに無理があります。湿布が重なる部分がシワシワになるなど、うまく貼ることができません。
説明書きには「必要であれば包帯やテープで止めて下さい」とあるように根本的に「貼りにくい箇所はフィットしないんやで~」的に放棄している感さえあります。
そこで、湿布を貼るときにも上のバンドエイドのワザで試してみました。
病院でもらう湿布もこのタイプが多いです。
この方法で貼ると、以前よりも若干上手く貼れるようになりましたが、他にこんなアイデアを見つけました。
湿布の貼り方より引用させて頂きました
重なる部分はこのようにカットして取り除けばいいのですね。
ここまでやるならもう一点、四隅を角丸にカットすれば、より剥がれにくくなることを付け加えておきます。
ちなみに市販の高機能湿布ならより、伸縮と粘着性が高く貼りにくい関節に上手く貼れるタイプがあります。
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切りにくい湿布を上手にカットする裏ワザ
ところで、布と粘着性の薬が貼り合わされた湿布やテーピングなどは、ハサミでは案外切りにくいものです。湿布などは裏に透明フィルムがあるので、ハサミで切る時ベロンと湿布が動くので切りにくいのです。
しかも切った後のハサミにも薬剤がベトッと付着して困ります。 それを解消するべく、昔、伊東家の食卓で紹介されていたのがこちらです。
他にも包帯やガーゼなど、ハサミで切ろうとしてもなかなか思うようにきれいに切れないものにも使える裏ワザになります。
①湿布など、切れにくいものを画用紙にはさむ(サンドイッチ状態にする)
② 画用紙ごとハサミでカットする
これできれいに切れるようになります。画用紙にはさむことで切りにくいものが固定されるし、厚みが増すので思ったように切れるということです。
試してみると、完璧とは言えないまでも普通にカットするより楽に切れ、またはさみに付着する薬剤も減るので後の手入れが楽です。
ちなみに湿布薬の説明書きには「貼る前にタテ・ヨコに2~3回軽く伸ばしてて貼るとよりピッタリ貼れます」とあります。
知らなかった・・・。
https://www.pinterest.jp/pin/343610646563603413/より引用
この使い方でもお馴染みのバンドエイドは欠かせませんね。
傷を早く治すバンドエイドが人気
医学の進歩に伴って、絆創膏も新しく生まれ変わっています。今は傷を早く治すバンドエイドがあるのをご存知ですか。
ここ数年の研究で、「キズを負ったときに出てくる浸出液の中にキズを治す成分が含まれている」ことがわかり、以前のように傷口を乾燥させるのではなく、水で洗った後は自らの浸出液でキズを治す力を引き出すことが大事だと言われるようになったのです。
連載第15回 | 私たちの暮らしと医療機器/一般社団法人 日本医療機器産業連合会スペシャルコンテンツ
以前の「ドライ・ヒーリング」から、今は自然治癒力に注目した体液で保って痛みを軽減し早く治す「モイスト・ヒーリング」(湿潤療法)が主流になりつつあります。
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自分の子供の頃にこれがあったなら、お風呂でしみて痛い思いしたり、何枚も絆創膏を貼り変える必要がなかったのにと思います。
大人になってからはめったなことで切り傷は作りませんが、こちらは靴擦れで擦りむいた痛い傷も早く治るし、ひびあかぎれにも効くので重宝してます。
最後に
たかバンドエイド、されどバンドエイド・・・。
救急絆創膏の構造そのものはごくシンプルで、誕生したときから基本的には変わっていないものの、素材や伸縮性など色々な面で進化し続けているそうです。いずれこの切れ目があらかじめ入ったタイプも発売されるかもしれません。
お母さんや幼稚園の先生が「いたいのいたいのとんでけ~。♪」と貼ってもらうと、す~っと痛みがなくなる気がする救急絆創膏は、昔も今も、私達にとって手軽で強い味方なのには変わりありません。
最後までお読みくださりありがとうございました。
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