NASAが撮影した夜の地球が美しくて「地球のいとこ」に思いを馳せた

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地球によく似た惑星が発見される

 
アメリカのNASA(航空宇宙局)が、「地球によく似た惑星を1400光年先に発見した」というニュースが世界中をにぎわせました。(2016年7月)
 
これまで発見された地球に似た惑星で最も地球に似ているとされており、研究者たちは「地球のいとこ」と呼んでいるそうです。
 

NASAが撮影した宇宙からみた夜の地球 

 
上のニュースとは直接の関連がありませんが、たまたまTumblr(タンブラー)で思わず息をのむ美しい地球の画像を見つけました。
 
私たちの住む地球と「地球のいとこ」に思いを馳せ、宇宙にロマンを感じてワクワク&うっとりしながら画像を眺めたのです。
 
 
以下はNASAが宇宙から見た、夜の地球を撮影した貴重な映像(2015年)と専門の知識などない個人的な感想です。
 
 
中でも、夜の闇に浮かび上がった日本列島の、神秘的なまでの美しさにご注目を!
 
ちっぽけな自分の存在さえそこにあるのかと思うと、なんだか涙がでてきそうになりました。
地球上の日本列島は、まるで天空に向かって上昇する龍の雄姿のように見えます。
 
それではNASAが撮影した美しい夜の地球をご覧下さい。

NASA撮影の夜の地球1

.NASA撮影の夜の地球2

NASA撮影の夜の地球3

NASA撮影の夜の地球4

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NASA撮影の夜の地球5

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まるで昇り龍のような美しい日本列島が上の画像です

Earth at Night - Album on Imgur(NASA撮影)

2015年8月に地球にいましたか?それならこの写真のどこかにいます!

地球は青い、そして・・・明るかった 

 

ガガーリンが宇宙船の窓から地球の姿を見て、「地球は青かった」と言ったことは有名ですが、宇宙から見た夜の地球も、海洋のエメラルドグリーンからターコイズ・ミッドナイトブルーの青色を中心に鮮やかできれいです。

また陸地は緑から黄色へとグラデーションを描くようで、色彩的に見ると見事で、ほれぼれする美しさです。

 

宇宙からみた壮大な光景が美しいという一方で、地球の夜に闇が減り、明るいことにも気づかされます。

 

人は太古以来、朝日とともに目覚めて活動し、そして日が沈めば暗闇とともに眠りにつくのが習わしで、日没とともに火を焚き、煮焚きで生命をつなぎ、暖と明かりをとりました。

色彩検定1級テキストより引用

 
人々はより明るい光を求めて文明を発展させてきたわけですが、この写真では、地球に灯かりがともされた美しい姿を見ることができます。
 

日本列島を例にしてみると、明かりが灯っているのは人口が集中している地域で、東京から大阪方面までずっと明るくなっています。

 

ほかの大陸でも、明るい光に沿って幹線が広がり、周辺に工業地帯や居住地域があることがわかります。反対に、内陸では砂漠や森林があるだけで、明るくありません。ついでに言えば北朝鮮の方は暗いです。

 

ところで都市部で夜空の星が見えにくいのは、大気汚染のせいと夜が明るすぎるからだといわれているのをご存知でしょうか。

一般家庭や会社、工場、街灯、スポーツ場の照明などが生態系を乱すという「光害」です。

 

8月に撮影されたものでこの明るさなので、クリスマスシーズンのライトアップされた地球はもっとピカピカなのでしょうか。

不必要な光を少しでも減らすことも地球のために必要なのかもしれないなどといろいろ考えさせれました。

 

ちなみにNASAではそのほかの画像も多数公開していて、NASAが出典元であることを記述すれば、誰でも利用できます。

www.nasa.gov

 

応援したい宇宙飛行士の大西さん

 

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宇宙飛行士の大西さんが撮影した夜の地球(西日本)2016年7月31日

大西卓哉(JAXA宇宙飛行士) - Google+

2016年7月、国際宇宙ステーションの長期滞在クルーとして、宇宙へ飛び立ったJAXA宇宙飛行士の大西卓哉さんはミッション遂行中、油井宇宙飛行士と同期でいらっしゃいます。

民間航空機パイロット出身で、今回が自身初のフライトとなる。
大学時代は鳥人間コンテンストに出場。
映画「アポロ13」がきっかけで宇宙を目指しはじめました。
前職は民間旅客機のコ・パイロット(副操縦士)で、軍ではなく民間のパイロット出身は宇宙飛行士としては非常に珍しい存在です。

宇宙飛行士はその名の通り、一般人から見ると「雲の上のような存在」ですが、こんなプロフィールを見るととても親しみがわいてきますね。

大西飛行士の想い

僕は仕事場が“宇宙”という特別な場所なだけであって、普段の生活は一般の方々と何ら変わりない。普通の人間です。僕たち宇宙飛行士のことはもちろん、宇宙は身近な存在なんだということを伝えていければと思っています。

2016年10月31日まで大西宇宙飛行士・ISS長期滞在の応援メッセージを受付中とのことです。

 

「地球より年上のいとこ」と地球ガイア説

 

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地球(左)とケプラー452b(右)のイメージ図

NASA’s Kepler Mission Discovers Bigger, Older Cousin to Earth | NASA

 
ケプラー452bという名の「地球のいとこ」は、直径が地球の1.6倍で恒星の周りを385日で一周、重力は2倍、誕生してから60億年経っていて太陽の45億年より古く、地球より年上のいとこだそうです。
 
そこでも地球外生命体が、地球人と同じような文明を持って暮らしているのでしょうか。もし将来的に、この地球が滅びるようなことがあったとしても、私たちの子孫が「地球のいとこ」へ移住できるとしたらいいですね。わざわざ火星に住まなくても、水のある惑星の方が住みやすいに決まっています。そこに地球外生命体がいたとしても仲良く暮らしてほしいものです。
 
 
今回、地球のこの美しい姿を見て思い出したのが、ガイア説です。
(コトバンクより)
地球ガイア仮説
the Gaia hypothesis of the earth
地球そのものを1個の生命を持った生物体としてとらえ,人間はその中の小さな生物と考える説。
ギリシア神話の中の大地の女神ガイアの名前をとり,地球生命体という意味で名付けられた。
この考えから地球環境をできるだけ破壊することなく,他の生物体,そして地球そのものを人類の快適な生活のために滅ぼさないよう,人類との調和を考えて,自然現象を十分に理解するように考えた新しい発想である。
 
提唱したイギリスの生態学者ラブロック博士によれば今、地球ガイアは人体でいうなら、インフルエンザで発熱した状態に例えられるそうです。

発熱を下げて本来の健康を取り戻すことで、人類とガイアの理想の共生関係を取り戻すことが必要だといいます。ひとりひとりができる小さなことを考えた方がよいのかもしれません。
 
 
宇宙から見た地球の荘厳さと、悠々とした永遠性に思いを馳せると、人間の一生なんて儚いと思いました。儚い命だからこそ、生きることには何か特別な意味があるということなのでしょう。
 
以上、NASAが撮影した夜の地球が美しすぎて未来永劫、宇宙と「地球のいとこ」にあれこれとロマンを感じたという話でした。
 
 
最後までお読み下さりありがとうございました。