Interior Styling para Triitme! | CASA ATELIER BLOG
素朴な風合いの焼き物テラコッタのアートな壺
私の家はマンションながら、小さな専用庭があり、季節ごとに高木・低木の緑と花を、戸建て感覚で楽しむことができます。
ウグイスなどの野鳥も、樹木の実が目当てでやってきます。
鳥はたいていがつがいで会話を楽しむようにピーピー鳴くのですが、その姿にはいとおしいものがあります。
狂い咲きの真っ赤な椿の花が終わったら、春を告げる白い沈丁花に替わります。ちょうど今、その芳香がかぐわしい頃です。
各住戸の専用庭に植えられている樹木の種類は、それぞれ異なって、つぼみがふくらんでいる様子が塀越しに伸びた枝から見えるお隣の桜が満開になる日も近そうです。
それが終わると同時に、薄ピンクのツツジの花が咲いて、そのあと庭中の木々が黄緑色から青々した緑へと移ろっていきます。
ビワの木もあり、なった薄いオレンジの実は結構甘くておいしいのです。
夏の間は隆々と茂った高木が心地よい日よけにもなり、葉裏のそよぎを眺めるだけで、少しは涼がとれる気がします。
窓からこんな小さな庭を見て過ごしていると、自宅にいながらちょっとしたガーデンカフェ気分を味わえます。
だから出不精になったのかもしれません・・・。
とこんな風に書くと
「専用庭つきマンションってそうなんだあ~」
と思われるかもしれませんが、実際は冬の季節以外は地面の雑草との闘いです・・・。
年に何度も剪定と手入れをしてもらうにもかかわらず、雑草たちの生命力はたくましいものがあり、ひたすら根競べなのです。
数年前からなぜか、庭のスペースの三分の一くらいが苔に覆われるようになり、雑草たちと陣地争いをしているのですが、どちらの勢力が強いか様子を見守っているところです。
私的には苔が好きなので、苔にフレーフレーしています?
それに時々ですが、階上からの洗濯物や、花殻やミニトマトなどの落とし物などもあります・・・。
雑草と共存しながら?私もコンテナガーデン(寄せ植え)を少しですが、楽しんでいます。この季節はとくにウキウキします。
寄せ植え以外は「ほったらかしガーデン」
球根は植えっぱなしでも、春になれば勝手に?成長します。
ヒヤシンス、グラジオラスなどは毎年、咲くたびに香りと花を楽しませてくれるのでラクですよ。
独特の風合いを持つテラコッタ
ガーデニングの寄せ植えに使う植木鉢にはプラスチック製を含め、色々な種類の素材がありますが、私は何といっても土の味わいを感じられる、明るいオレンジ色のテラコッタが好きです。
焼き物独特の質感と味わいがあり、ナチュラルながら存在感があって、カラフルな花たちの名脇役になってくれるからです。
長年使い続けていると、テラコッタの表面がやや白っぽくなるのですが、単色のオレンジカラーに微妙なグラデーションがつくので、これには意見が別れるところですが、私はアンティークな風合いに魅力を感じるので変色もいいものだと思っています。
テラコッタ (terra cotta) とは
イタリア語の「焼いた (cotta) 土 (terra)」に由来する言葉。以下のような意味をもつ。
陶器や建築用素材などに使われる素焼きの焼き物。
上記に用いられる粘土のこと。
上記 1. または 2. から転じて、そのような色のこと。通常、茶色がかったオレンジ色である。
ウィキペディアより
さて、柔らかな日差しに木々の芽や花のつぼみがふくらみ始める頃になりましたので、今日はこんなガーデニングのDIYをご紹介したいと思います。
テラコッタの鉢で作るコンテナガーデンなのですが、なんと、
割れてしまったテラコッタ鉢やかけら
を再利用して、素敵なアート作品のような寄せ植えを作っている人がいるのです。
「人の発想力とクリエーションって素晴らしい・・・。」
そんな作品がこちらです。
割れてしまった植木鉢で作る妖精のミニチュアガーデン
Broken Pot Fairy Garden | The WHOot
(以下全部上記サイトより)
わざと鉢の中の土や石を見せることで、庭の自然な風景が作れたというわけですね。階段のように何重にも層をつくって積み上げるところが、立体感もあって迫力があって素敵です。
花や草木を愛する人が、壊れた鉢のかけらにまで愛情のようなものを感じて想像力を膨らませたのでしょうか。
ガーデニングのかなり上級レベルになると思いますが、それにしてもすごいです・・・。
自然の風景を切り取って、小さな鉢の中で表現するという日本の盆栽にどこか通じるところがあるような気がします。
壊れてしまったものでも、愛さえ注げば新しい命ができあがると教えられたような気がします。
最後までお読みくださりありがとうございました。