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坂を制する者だけが神戸を制する・オシャレ&セレブ度等高線と神戸ライフ

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昨日は京都へ行ってきました。神戸からは「今日行こう」と思い立った時にすぐ行ける距離です。

 

梅見にも早く、花も紅葉もないシーズンオフでしたが冬枯れの京都もいいものです。

 

なぜなら観光客も少なめで、空いているので混雑に気を取られることがなかったからです。

 

美しい鴨川にかかる四条大橋を過ぎたころから広がってくる、古都特有の空気や風の匂いや音の静けさに、ゆっくり耳を傾けられましたし、日頃眠っている五感を刺激することができたように思います。

 


京都でのお決まりのコースは東山散策。

八坂神社を抜けて清水寺へ行き、高台寺の枯山水の日本庭園と向き合う和室に静かに座り、庭を眺めて心の洗濯をします。

帰路は祇園の小路を抜けて四条へ戻り、錦市場周辺で買い物です。

 

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禅の思想をあらわす本堂の庭(高台寺

 

 京都ではとにかく「歩く、歩く」です。

バスや地下鉄待ちの時間があれば歩く方が効率よく動けます。

 方角は山を目印にするとわかりやすいし、盆地なので道が平坦で歩くのは苦になりません。

 

 そう、京都では山を目印にするのは同じですが、坂が少なく平坦というところが私の住む神戸とは違うところです。

 

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http://blog.kotohogidesign.com/archives/1051

 

●神戸の地形事情「山さえ見えたら道に迷わない」

 

山と海に挟まれた細長い地形の神戸ですが、方角は山側が北、海側が南と神戸に長く暮らすとそんな感覚が自然に沁みついています。


デパートの大丸神戸店でも店内の案内板に「山側・海側」の表示があるのは当たり前の話。

 

神戸では「山さえ見えたら道に迷うことがない」ので安心というわけです。


その感覚は碁盤の目の中に住む京都の人と共通する部分があるかと思います。

山と海があるという、あまりにもわかりやすい地形に日頃から甘やかされているので、東京や大阪の梅田など他エリアに行ったときには

突如、方向感覚のコンパスが狂う

というのが神戸人の弱点でもあります。

 


メインとなる幹線道路も阪神間を東西に山に並行して走るので「カーナビ」は不要~などと安心しすぎて、神戸市の奥のほうの西区や須磨方面で迷ってしまうのです・・・。

 


●「ヨコに動くのはラク、タテはしんどい。」

 

これは東西の移動はラクだけれど、南北は坂道のために大変という意味です。 

 

歩きの場合だけでなく、とくに自転車での移動に言えることなのですが

とにかく坂道が多い土地柄です。

 

 山と海が近いという環境と景観にめぐまれているので「日本人が住んでみたい町」として人気ですが、オフィス街のすぐ北側に1000メートル級の六甲山地のすそ野が広がるという特殊な地形を持つ神戸です。


同じ関西圏に比べて、この地形事情のためか自転車利用率が極端に低いとのこと。

 

 まわりを見ると各家庭の自転車保有率はたしかに他府県に比べて少ない印象があります。

 

その分、神戸山の手住民ほど車はもちろん、原付バイクが必需品かもしれません。電動自転車利用の人も多いようです。


転勤や入学など新生活で神戸暮らしを予定されている方は自転車通勤ブームの昨今ですが、こちらでは事情が違ってくるのでぜひご確認を。

「ヨコに動くのはラク、タテはしんどい。」

南北間の移動には想定外の時間を要しますし、場所にもよりますが自転車は厳しいものがあります。

 神戸の私立高校や大学などは山の手の高台に多く位置し、自転車が使えないことからバスの利用率が高いのですが、バス路線は市内を網羅しているのでとても便利です。

このような特殊な坂道事情があるため、もしも神戸に住むことをお考えなら体力のあるお若いうちをおすすめします?!

 

余談ですが神戸の人気観光スポットの北野異人館街。

 

神戸人は「北野坂と異人館にはめったに行かない」

その理由の一つにさきほどの坂道がきつくて疲れるからというのが多いかもしれません。

 とくに夏の結婚披露宴が北野坂だったりすると、会場にたどり着くまでに汗だくになるのでタクシー利用は必須です。

 

そんな地形事情のもうひとつの神戸ならではの話がこちらです。

 

●「イノシシを見ても驚かない自信がある」

 

六甲山の上から坂道をおりてくるイノシシに遭遇する・・・。

これは神戸ではごく日常的な話です。

神戸人なら誰でも一つ「イノシシ目撃ネタ」を持っていまして、私もそれ系のネタで人を笑わせることができますよ。

 

しかもなぜか友人が訪ねてきた時に限って遭遇するので「すごいところに住んでるのね」と言われる有り様・・・。

 

神戸の道路の通称で「ヤマカン・ニコク・ヨンサン」といって

山側から順番に山手幹線・国道2号線・国道43号線が走っているのですが、これが日常会話で標高の目印のように使われています。

 

先ほどのイノシシ目撃ネタとは例えばこんな感じです。

 

ヤマカンくらいまで降りてくるのはザラや」

ニコク越えしてきたらスクープやし」

ヨンサン沿いにウリ坊連れとったで」

 

「それはウソやろ!」


ちなみにウリ坊とはイノシシの子のことで、子連れのときが多いのです。

 

世界初の「イノシシ条例」が神戸市で施行されていて、町のあらゆるところに餌付け禁止のポスターが貼られていますが、私も結婚後こちらに初めて移り住んだ時は驚いたものです。
 

神戸の交通事情とセレブ度等高線の関係?

 

電車は狭い神戸市内にJR以外に、市外から阪神・阪急・山陽・神戸電鉄の4つもが乗り入れていますが、これは全国的にも珍しいそうです。

 

阪神間(大阪と神戸にかけての人気エリア)では山側から
阪急神戸線・JR・阪神電車の順で3線が平行して走っていて、とてもわかりやすいのですが・・・。

 

実はこの3線は

●「オシャレ&セレブ度の等高線」

 

とも称されます。

六甲山の高台から浜側(海側)にかけてマンションや一戸建てなどの土地物件価格がその等高線に比例するという実情があり、小学校区の人気度なども同じで山側・浜側によって学級数に偏りがあります。

 

そんなわけで高台にいくほど高級外車でお買い物は当たり前みたいな富裕層が多いかもしれません。

実際、神戸山の手ライフは車なしでは移動がキツイと思います。

 

私の住まいは、阪急線・JR・阪神線の並びのちょうど中間くらいに位置するので電車は3線それぞれ、TPOに応じて乗り分けしつつ利用してます。(=等高線からしてもセレブ度は低めです・・・)

 

 県外の友人にはその「電車を乗り分けする」という意味が通じにくいのですが、3線それぞれ独特のカラーがあるのです。

(あくまでも個人的な感じ方になりますが)

 

阪急神戸線に乗るときは山の手住人の知り合いに会っても恥ずかしくないように、ちょっとこぎれいに上品にした方が浮かないというか、服装と履く靴などにも気を遣います。

 


誇張していうなら阪急神戸線の利用客は高級住宅街の神戸マダムや紳士たち。
有名私学の小・中・高・大学生、オシャレ系なOL・サラリーマンなどそんなイメージがあります・・・。

 

それとは対照的に、(甲子園球場のある)阪神線に乗る時は、ざっくばらんで服装もカジュアルでも全然なじむので気が楽です。

 

阪神線は一言でいえば「庶民的」

 

JRはその中間ですが、利便性で選ぶなら皆が口を揃えて言うようにJRです。

 

新快速・快速急行があるので三宮から大阪間をもっとも早く移動できるからです。

京都へ行くのも早いです。

 

正直言って、三宮~大阪間の移動は阪急も阪神もとてつもなく「トロい」、改め「ゆっくり」です。

大阪難波方面へは阪神難波線ができて便利になりましたが、これも結構ゆっくりなので時間に余裕があるたまにしか利用していません。

 

はっきり言って急ぐときは阪急も阪神も頭になく即、JRです・・・。


これは日々の通勤・通学や日常生活に影響してくる深刻な話なので、神戸暮らしを検討されているならご一考を・・・。

 

 

「神戸アドレスに住まうステイタス」などの阪神間モダニズムを売りにした神戸のマンションや一戸建て。

 

憧れて、いざ購入して住んでみると高台から見下ろす夜景はきれいでも、急な坂道の日常生活での不便さにあとから嘆く・・・ようなパターンもよくある話です。

 

車で移動する人ならいいのですが、老後に運転免許を返上してからどうするということもあり、芦屋の山の手の有名高級住宅街なども高齢化に伴い、だんだん利便性の高い下の方へと不動産の人気がシフトしつつあるようです。

 

あ、これはお抱え運転手があるお宅は別ですが・・・。

 

結論

 

●「坂を制する者だけが神戸を制する」

 

こんな感じで、上から下へと等高線にともなう様々な事情を持つ神戸ですが、もう一つ神戸人の自慢があるとしたら・・・。

 

●「誰でも1つは自分のおすすめ夜景スポットを持っている」

ことです。

 

六甲山頂まで行かずとも、山麓に住宅街が続く神戸ではそのへんの普通の公園からでも港町神戸を見下ろす景色は絶景なのです。

眺望を取るか、利便性を取るかは神戸暮らしをする上での悩みどころかもしれません。

 

ちなみに私はペーパードライバーなので、山の手ライフは絶対無理です。

そんなところに住もうものなら出不精に拍車がかかるのは目に見えています。

車なしで山の手に住む友人は、コープさんの宅配以外の「日々の食料品の確保に必死」と嘆いていました。

スーパーやコンビニも山の手では採算が合わないのか、オープンしてもよく閉店するため、バスかタクシーを呼んで地上に降りるしか物が買えないのです・・・。

 

話は戻りますが、神戸の高台から見下ろす夜景も格別です。

誰でも一つ以上は「ここから見る夜景が最高やねん!」というスポットを持っていると思います。

 

 

ムシャクシャしたり、ケンカしたとしてもちょいドライブで夜景の一つでも見ればたちまちすっきりするし、ムードもよくなって仲直りできたりします。

 

神戸の人と付き合うならこんな手で簡単にダマされることにご注意を・・・。

  

 神戸ライフの地元ネタ満載のこちらの本は、神戸暮らしにご興味ある方へおすすめします。

タカラジェンヌがなぜ電車で座らないのかなどの情報もあります。

 

神戸ルール―KOBEモダンライフを楽しむための49のルール

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