お金をかけないと役立つ化粧品は買えないの?下克上【デパコス対プチプラ】

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個人的に好きなのが、デパート美容部員をお笑いにしたコレです。この仕事に従事している人には少々申し訳ないのですが女性の皆さん、見たことありますか?。

柳原可奈子「デパートの化粧品売り場の店員さん」

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あくまでも誇張ですが、柳原可奈子のお笑いから90%くらい差し引いても、デパートのブランド化粧品売り場の接客は、色々な意味で非日常を感じさせます。

売り場に漂う強い香りに包まれながら、流暢で丁寧過ぎる営業トークに耳を傾けていると、私などは「どれだけ塗ったら、これくらいのキレイな厚塗りになるのか・・・。」などばっちりメイクの店員さんの顔をチラ見してしまうので、肝心のことを聞き逃したりします。

「この色がお客様にお似合いです~。」

熱心に勧められるうちに、自尊心などがちらつきはじめ、買うのか買わないのか気を遣う以前に値段を確認する勇気はへし折られ・・・。

その上ワンポイント・メイクなどしてもらって長居したら運の尽き、正直自分に合うのかどうかよくわからないコスメや、不必要なモノに大枚をはたいてしまったという経験があります。

といっても最近は、高級化粧品の香料が受け付けなくなったので、デパート・ブランド化粧品を買うことはなくなったのですが。

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女性の憧れ「高級ブランドコスメ」あの疑問

もちろんデパートらしい雰囲気と、VIPになったような優越感を感じられるこの接客が好きという人もいるはずです。ブランド信仰は根強く、有名デパートの化粧品売り場にはいつも人の波が絶えないものだし、海外旅行で人気のお土産といえばいつの時代もブランドコスメの名が挙げらます。

ディオール、シャネル、ランコム・エスティーローダー、ボビー・ブラウンにSKⅡ・・・女性なら一度は憧れる化粧品ブランドです。

昔海外に住んでいた頃は、免税で買えるということもあり、ブランドバリューを頼りに、手当たり次第買っていたこともあります。その割にはリピートしたコスメが、ほとんどなかったのが不思議といえば不思議です。

本音を言えばこんな疑問を抱きながら使っていました。

  • 欧米ブランド化粧品は日本人の肌にも本当に合うのか?

  • 高額な値段に見合う価値はそれなりにあるのか?

  • お金をかけないと本当に役立つ化粧品は買えないのか?

化粧品といえば実際、今では100均に置いてあるほどピンキリなので、化粧する女性なら一度は考えることではないでしょうか。

今回はそんな疑問に答えてくれたテストする雑誌、LDK「世界で一番正直な美容の真実」の内容をピックアップしてご紹介します。

デパート・ブランドコスメのLDK評価一例

あの人気化粧品が「買い」かそうでないかを、広告一切なしの雑誌LDKがバッサリ斬りました。以下、ほんの一例です。

高評価美容液

「超一級の保湿力で美肌成分がぎっしり、18000円が惜しくない実力派美容液」

☆コーセー コスメデコルテ モイスチャーリポソーム 40ml☆

☆コーセー コスメデコルテ モイスチャーリポソーム 40ml☆

低評価美容液

「ベストセラー美容液の成分は高評価、保湿力が値段(12600円)に見合わないのが致命的」

高評価ファンデーション

「くすみがパッと晴れて元から肌がキレイな人みたいに・コスパ高しで買い!」

低評価ファンデーション

「欧米人カラーの厚塗り感、仕上がりはザ・宝塚」

高評価アイシャドウ

「アイシャドウの女王・品質は最高、値段が許せるかどうかの問題」

【ルナソル】 スキンモデリングアイズ#01

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低評価口紅

イヴ・サンローラン・ルージュ・ヴォリュプテシャイン

「プロポーズさせるリップとして有名な婚活の一本、中身はよくある普通の口紅!人気の秘密はパッケージか」

低評価ハンドクリーム

ロクシタン・シアハンドクリーム

ロクシタン シアハンドクリーム 30ml BOX入り

ロクシタン シアハンドクリーム 30ml BOX入り

「正直いいところが見つからない、パッケージの可愛さ以外は」

低評価保湿クリーム

セレブ愛用の超高級クリームで人気のドゥ・ラ・メール。

「買う理由が見つからない高いだけの保湿クリーム、基本の成分がなんとアレと同じ!稀少な海藻由来の成分が値段を吊り上げているだけ」

それがこちらです。

高評価クリーム

今話題のこの青缶、実は成分が上の2万円のクリームとそっくりとのことです。

ニベア クリーム 大缶 169g

ニベア クリーム 大缶 169g

ただし油分で膜を張るだけなので、お手入れには化粧水は必須、「お手頃な保湿のフタ」として使いましょう。BY LDK

●その他

・CMで有名なあの「SKⅡ」の女優肌は、年単位で使い続けることが前提、お金をだせる人だけ。

・ケシミンクリームはネーミングのインパクトでバカ売れしているだけ、普通の美白化粧品。

・国民的シャンプー資生堂TSUBAKIは刺激、強っ!残念。

・お手頃シャンプーはP&Gのパンテーンで決まり。パンテノールは凄い成分だった。

「コラーゲンはただの気休め」、「1000円でプロ太鼓判の化粧水発見!」などなど、この号には他にもたくさん耳寄りな情報が載っていました。

LDK the Beauty2016 (晋遊舎ムック)

LDK the Beauty2016 (晋遊舎ムック)

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プチプラコスメVSデパートコスメ「どっちが優秀?」

以前「高級ブランド化粧品の原価など安いのに、あの値段がつくのは香料と広告費のせい」と何かで読んだことがあり、ずっと気になっていました。

実際どうなのかが知りたくて読んだ、LDKの「起きるか!?下克上プチプラVS4大ブランドVSデパコス」特集は、驚きの結果だったのです。

デパートのブランドコスメが「デパコス」、「プチプラ」というのはキャンメイク、ちふれ、ヴィセ、ケイトなど、ドラッグストアでも気軽に買えるブランドのことを指します。

LDKが両者をガチンコ対決させた結果は、

「高いから価値があるとは限らない」ということでした。

特定のファンデーション、アイライナー、アイシャドウ、チークに口紅などの総評価に関しては、デパコスよりもプチプラ・コスメに軍配が上がっていたのですが、まさに下克上が起きていたのです。

ファンデーションなど、ランコムとちふれが同じ土俵に立って1000円以下のちふれが勝つなど、古い人間の私には、今までブランド化粧品に費やしたお金は何だったのかと思うほど、驚きの連発でした。

LDKの最終結論はこちらです。

「これならお金を出す価値がありますっっ!!」と言えるデパコス(ランコム・サンローランなど)&4大ブランド(花王・カネボウ・資生堂・コーセー)はありませんでした。

とのたまっています。(笑)やっぱり凄い雑誌です、メーカーからの圧力とか受けないか心配になるほど・・・。

言い換えればプチプラ・コスメのクオリティーが、全体的にものすごく進化しているというのです。

プチプラ・コスメ=安物というイメージは、もはや過去のもの。「今のプチプラは大人の女性の日常使いに十分なクオリティー」とは、何ともうれしい話です。

つまりモノが売れにくい時代になって以来、化粧品も例外なく淘汰されているようなのです。

最後に

もちろんLDKの評価が全て正しいというわけではないし、人気のある全てのコスメをテストしているわけでもありません。 中には個人的に「コレすごくいい」と感じて使っている化粧品が、良い評価をもらってないケースもありました。

化粧品に関しては、使用する人の肌質に大きく左右されるので、有名人のおすすめや口コミ評価の高いものが自分にもいいとは限らないものだし、好みもあります。

私自身、あくまでも目安くらいに考えているのですが、実際「そうそう」と納得したアイテムもありました。少なくともネットの口コミやレビューよりLDKの第三者的視点の評価の方がマシ程度に捉えています。

キレイを目指すには高いだけのコスメを買う必要はなく、それより正しい知識を持つことが近道で、最終判断するのは自分です。美容コスメサイトをチェックする時間のない私の場合は、これを一冊読んだだけひと通り情報を得ることができました。

長くなったので、先述の下克上ファンデーション、アイライナー、アイシャドウ、チークについてや、自分が使ってみた感想などは別の機会に書きます。最後までお読み下さりありがとうございました。

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