Tumblrはについては、イマイチ何が面白いのかわからないという人も多いようなので、その魅力にハマった一人として感想を書きます。
- 私がTumblrを使い始めたきっかけ
- そもそも Tumblr(タンブラー)とは
- SNSとしての機能とスキ(いいね)
- フォロワーのことは気にしなくて済む
- 「人気」画面をチェック・英語の勉強にも
- 感性にぴったりくる投稿が流れてくると心地よい
- SNS疲れした時にホッとする「ぼっちの魅惑ワールド」
私がTumblrを使い始めたきっかけ
海外サイトを見ていて、ある写真ブログに心が震えるほど感動したことがあります。よく見るとそのブログは、撮影した写真家によるサイトではなく、ほかの誰かが自分好みの写真をFlicker(写真共有サイト)から1枚づつセレクトしただけの、つまり誰かが撮った画像を引用転載(リブログ)したブログであることがわかりました。
「こんな方法があるとは!」と驚きました。国内では画像やブログの引用については、出典を記していても、あまりおおらかでない向きを感じるので、このやり方で成り立つSNSの存在には、度肝を抜かれた感じがしたからです。
ほかにも海外サイトのファッションブログで、これまで見たこともないような、スタイリッシュな形式のブログに、目を見張ることがしばしばありました。
国内サイトでは見たこともないような素敵なブログのほとんどが、実はTumblr(タンブラー)で作成されたモノだとわかったことが、私が利用し始めたきっかけでした。
そもそも Tumblr(タンブラー)とは
簡単になんでも投稿できるTumblrはミニブログサービス。
テキスト、画像、引用、リンク、音声、動画などを、ブラウザ、携帯電話、パソコン、メールから投稿できます。HTMLテーマまで、自由自在にカスタマイズが可能です。
ユーザー登録は無料、アカウントの登録はEメールとパスワードとユーザー名を入力するだけで日本語対応済、投稿も簡単です。
少し前から広告が表示されるようになりましたが、それまでなかったのが驚異的なくらいです。
Tumblrは米ニューヨーク発、英語や日本語など16の言語が使用可能で、全世界で2億人を超えるユーザーが利用しています。(2016) Tumblrでどんなことができるかを簡単に言うと、Twitter、Facebook、Pinterest、Instagramのイイとこどりをしたような使い方ができるということです。
大きな特徴は「投稿の多くがカッコよくて、洗練されていてスタイリッシュ、完成度が高いこと」だと思います。
通常のブログのように文章の記事を書いている人もいれば、私のようなリブログ中心の人、アーティストとして作品をアップする人、写真だけの人など、使い方は十人十色です。
* 「リブログ」とは、ブックマークのようなもので誰かの投稿を、自分のブログに転載すること、ピンタレストでいうならリピンのことです。
SNSとしての機能とスキ(いいね)
Tumblrには充実したソーシャル機能があります。
好きなブログを見つけたら、フォローしましょう。
投稿するものすべてがダッシュボードに表示されるようになります。ブログ同士で結婚するようなものです。
結婚したら同じ家に住みますが、ブログなのでダッシュボードで一緒に生活します。
「スキ!」: 投稿が気に入ったら、ハートマークをクリックしましょう。
フォローをブログ同士の結婚に例えるなど、マニュアル通りではなく、説明文さえもしゃれているところも大好きです。
投稿完了時はもちろん、一定数の「スキ」をつけるたびに、こんな風に褒めてもらえます。
「やっほー!」底抜けに明るい、こんなノリです。
やっほー! Tumblr で250個「スキ!」をつけました!
だんだん自分がスキなものが分かってきましたね。
スキなものがない人生なんてつまらないから。
ところで皆さんは自分の好みについて、はっきりと把握していますか?
Tumblrで投稿に「スキ」をつけ続けていき、あとでまとめてチェックすると、自分がどういうものが好きで、どういうものが好きでないかが自然とわかってくるのです。
漠然としていた「自分の好みの傾向」が見極められるので、新しい自分を発見したようでもあり、心が豊かになれる気がします。
フォロワーのことは気にしなくて済む
ダッシュボード上で結婚して?フォローする人やフォロワーさんと、共有しながら自分のブログを持つことになります。
特定の趣味などがあれば、検索で好みのブログを探します。
その後はダッシュボードに、文字だけの記事や画像、GIFなどがどんどん流れてきます。気に入った投稿があれば、リブログ、スキをつけたり、フォロワーします。
私のダッシュボードはこんな感じです。
私がフォローしている人は、動物やペットのかわいい画像、海外ドラマ系、LGBDのアーティスト、イラストレーター、こっくりさん好きな人、カフェの写真や風景を撮る人、スキーヤー、鉱物ファンなど、 ジャンルはごちゃ混ぜなのですが、どの人のブログも直観的に「いいなぁ」スキ!と思えるもの中心です。
Les bijoux soboku - coromegane: 2016/07/14 ...
日本語の投稿はこんな感じのものがあります。(この下に文章がつきます)
日本語ブログもフォローしていますが、ほとんどが英語圏のブログです。
もし英語に抵抗がある場合は日本人だけをフォローすれば、ダッシュボードは日本語の投稿だけになりますし、写真やイラストの投稿なら英語は気にせずリブログできます。
旬の話題がこちらにもサクサク入ってきます。(右上は広告です)
2016年
一応英語の勉強も兼ねているのですが、すぐ脱線してしまいます。
「人気」画面をチェック・英語の勉強にも
自分のダッシュボードから人気の投稿画面へ行くと、それぞれの投稿がホームフィードにズラリと表示されます。その時々の人気トピックが、どんどん流れてきます。
私はGIFというアニメーションや、猫や動物の投稿がお気に入りなのですが、トレンドの時事ニュースやゴシップ、引用文、英語の勉強も兼ねて興味ある記事を読むこともあります。イケメンの画像はもちろんチェック。
投稿に「これは!」と思ったら、はてなのこのブログの記事にします。実際、グーグル検索でもでてこない海外サイトの画像や情報収集ができるので、「さすがタンブラー」と思うことがよくあります。
こちらがタンブラーでインスパイアされて、思わず投稿したはてなブログ記事です。
タンブラーは、同じく画像メインのピンタレストとは、ノリが異なり、独特の世界観を持つSNSです。中でもGIF画像はピンタレストでは観れないので、好きな海外ドラマをチェックしたい時は、必ずタンブラーで探します。
例えばアメリカTVドラマ『This is us 』なら、名シーンをJIFで振り返りながら、視聴後の余韻に浸るのが楽しみの一つです。
好きな投稿があれば直感的にリブログ、スキ、またはフォローします。
フォローされた人には通知がいきますが、自分がフォローしている人・フォロワーは他の人にはわかりません。
この点が他のSNSと違うところで「私の勝手でしょ」が十分通り、つながりなど気にすることなく、ひとり静かに過ごせるのです。
「他人に見られることを意識していない」「交流しない」
Tumblrの特徴は、「ユーザー間のコミュニケーションが活発ではない」こと。
「いいね!」や「コメント」によって「つながり」を楽しむことよりも、あくまで自分の興味のあるもので自分のダッシュボードをデコレーションしていく「工作する」楽しさ、いわば「閉じた」楽しみ、自己完結した楽しみが中心になっています。
「自分語りOK」なTumblr(タンブラー)。「交流しなくていいSNS」が若者に人気。(五百田達成) - 個人 - Yahoo!ニュース
タンブラーには、投稿者に質問する機能やチャットもあるので、交流も可能です。
感性にぴったりくる投稿が流れてくると心地よい
ダッシュボードをチェックしていると、次々に素敵な投稿が流れてきます。というのもフォローしている人の感性や好みと自分のそれが合うことが多いからです。
もし「ちょっと違う」と思えばフォローを外せばいいわけですし、フォローしている人も誰かの投稿をリブログしているので、そこへ行けばまた感性の合う人が、数珠つなぎで見つかります。
慣れてくると誰かをフォローをたくさんするにつれ、その後高確率で自分好みの投稿に出会えるようになり、楽しみもどんどん増します。
私の場合、海外ドラマ好きなので、こんな投稿が流れてきたらワクワクします!(ゲーム・オブ・スローンズのGIF)
SNS疲れした時にホッとする「ぼっちの魅惑ワールド」
リブログした後には一体何ができるのかというと、それは自分だけのオリジナルスクラップ、好きなものを集めたコレクション的ブログが作れることにつきます。
ブログテーマには様々なスタイルがありますが、私のTumblrはこんな感じの画像中心で構成しています。海外サイトで見て、ずっと憧れていたテーマでもあります。
https://soboku-cafe.tumblr.com/
それでも「一体どこが楽しいの???」と思われる方もいるかもしれません。
インスタグラムやフェイスブックの交流したり、誰かに見られる楽しみが好きな方は、この「ひとりぼっち」作業を理解できないでしょう。
はっきりいって、これはある種の自己陶酔の世界です。(笑い)
共有するフィードやタイムラインがにぎやかなだけのツイッターなどのSNSとは違い、閉ざされた空間で一人静かに楽しむことができます。
ここだけの話、私自身、普段はインスタやツイッターも利用しているのですが、この種のSNSは一定のフォローアップありきだと位置づけています。
つまり自分の投稿よりも、誰かの投稿に「いいね」やコメントを共有することで成り立つ場であるため、時間をさいてはアクションしているのですが、時にいわゆる「SNS疲れ」することもあります。
そんな時は「私が、私が!」とアピールする場を離れるとリフレッシュできます。実生活でも賑やかな場から少し距離を置くとホッっとするのと同じ感覚で、タンブラーを訪れている気がします。
誰でも名プロデューサーになれる
私はそのへんの普通人で、自分の投稿だけでこのハイレベルの投稿を集めるのは、100回生まれ変わっても無理な話です。
けれど、Tumblrならボタン一つで瞬時にハイクォリティで、とびっきりカッコいい投稿を自分のコレクションに(共有)できます。
これを私は、自分のセレクトショップを持つ感覚に似ていると思っています。掲載されているのは、すべてオリジナルの視点でセレクトした作品ばかりというわけです。
このように、Tumblrは誰のためにでもなく、ただ自分のためだけに、好きなモノ集めをしては時々ブログ全体を眺めてうっとりする、「ぼっちの魅惑のワールド」です。
その意味でオタクさんや、SNS疲れした時などにいかもしれません。そこにフォローしてくれる人が現れたら更にうれしいものです。
自分探しの旅で自分の好きなものだけ
先ほど書いたように、私がフォローしている人のジャンルは様々です。
これは「自分の中の別の誰か」を疑似体験しているようなものだとも思うのです。個人的にスポーツには縁がありませんが、Tumblrでは例えばスノーボーダーになりきって、GIFで爽快感を味わうこともできるからです。
「Tumblr中毒」という言葉もあるほどです。
使い方次第で人それぞれに意味は違ってくるのですが、Tumblrでの宝物探しは、かなりの確率で掘り出し物(自分の好み)に出会うチャンスがあるなど、とにかく楽しくて夢中になります。
好きなモノや美しいモノをひたすら追うような行為が楽しくないわけがありません。
このようにフェイスブックはもちろん、インスタグラムやツイッターなどのメジャーなSNSとは一線を画すのが、タンブラーだと言えます。
そこでは静かさを味わえる世界であり、クールな独特の大人の遊び場です。
以上、自分のタンブラーの楽しみ方をご紹介しましたが、皆様の何かの参考になれば幸いです。
最後までお読み下さりありがとうございました。