めちゃくちゃ写真うつりがいい男の人が騒がれまくっちゃった話

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くだらないとわかっていながらも、ついついみてしまう英語の面白画像。実は密かな楽しみになっています。一人で見て吹いている(気色悪い~)はっきり言って何の役にも立たないことばかりです。

それでも時々思います。馬鹿げていたり、つまらなかったりするものに接することは平凡な日々のアクセントになるものです。

だからインターネット上のそのmemeと呼ばれる文字入りの面白画像をよくチェックしています。

 

今回ご紹介するのは2012年、アメリカで話題沸騰した人の話です。国内であまり取り上げられてないので記事にしました。本当にとるに足りない話ですが、クスっとは笑えます。

 

めちゃくちゃ写真うつりがよすぎる男の人の話

 Photogenic:写真うつりのいい、写真に適したという意味です。

 身近にいませんか、自分だけやたらフォトジェニックな人。

 

いつもナイスな感じで写真に撮られ、目をつぶった状態の写真がないような人のことです。

こんな人は元々の顔立ちが美形だからということもありますが、360度どの角度から不意に撮影されたとしてもOKで、笑顔を絶やさないという条件もクリアしているものです。

海外ドラマでは、例えば選挙の候補者などがフォトジェニックを目指して、完璧な歯並び&白い歯でスマイル写真を撮るシーンなどをよく見ます。

 一夜にして「アメリカ全土で一番イケてる男」 になる

さてその「「Ridiculously Photogenic guy:めちゃくちゃに写真うつりがよすぎる男」の本題に入ります。

一般ピープルが一夜にして「アメリカで一番イケてる男」と呼ばれて超がつくほどの有名人になったいきさつはこういうことでした。

Ridiculously Photogenic Guy is a local boy | Features | Charleston City Paper より以下引用させていただきました。(意訳が多いことをお許しください)

①米サウスカロライナ州の2012年のあるマラソン大会にて

あるアマチュアカメラマンが、チャールストンで開催されたマラソン大会の様子をたまたま撮影しました。

数日後のインターネットニュースに、大会でのスナップ写真を複数アップロードします。

②その中の一枚を見たそのカメラマンの友人が、突出して写真うつりがよい左端の人に注目して、吹き出しつきでこうコメントします。

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"Ridiculously Photogenic guy💬"

*rediculously 「ばかげているほど」、「すごく」といったニュアンス

「めちゃくちゃ写真うつりがよすぎる男だ」

たしかに一人だけ、異様なほど美しく浮いています・・・?!

③当時25歳のこの男性のイケメンルックスと、フォトジェニックぶりが女性を中心に大ウケして、インターネットでのアクセスが瞬く間に大ブレイク、話題沸騰することになったのです。

 

ちなみにこの方はニューヨーク在住の一般人で、たまたまオフで故郷で開催された大会に出場していたZeddie Little氏です。

 

④数日間で「途方もないほどフォトジェニックな」Zeddyさんをパロった、ものすごい数のmeme(面白画像)がインターネット上に続々とアップされました。

 

面白画像とは例えばこんな感じのものです。

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「映画のエキストラがオスカーをとる」

この方のスマイルには女性なら誰もがぐっときます。「かわいい~」くせがなくて、性格がよさげ、かつイイ人そうでハンサムだから。

ツイッターの女性フォロワーが激増ぶりは相当なものだったようです。「結婚して~」

彼を絶賛する?memeです。

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「マラソンで走って私のハートを持って行っちゃった」

「ウイル・ウイトンとライアン・レイノルズ(ともに俳優)にこんな可愛い子がいた」足して2で割ったようなルックスという意味らしい

「カメラに向かってスマイル・この写真を撮った女の子は妊娠しちゃうだろ」

 「面白画像を作ってよ、そしたら皆が彼をガン見していられるから」

 ほかにも「ドル紙幣に載せろ」、「彼がジョギングしていたら皆ついていっちゃう」などなど。

そんなmemeの中には男性陣がやっかみ半分で作った、人をくったようなものも多数あります。

こんなものまで。

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 https://jp.pinterest.com/pin/343610646552341709/

もう~なにこれ、やりすぎでは?(笑い)

他にもたくさんありすぎて全部は紹介しきれません。

インターネット上とはいえ、一夜にして時の人となったZeddie Little氏ですが、その後人気TV番組「グッドモーニング・アメリカ」に撮影者とともに出演し、人気キャスターにインタビューを受けたほどです。

その動画では、このときは別にカメラを意識してポーズをとったわけでなく、ただ応援にきていた友人(恋人?)に手を振った直後だったと、インタビューでさわやかに照れながら答えていました。

Zeddieさんは本当に歯が真っ白で笑顔が素敵なハンサムガイ。恋人もいてレストランで仕事をしていました。

何の作為もない、礼儀正しく誠実そうな、ごく普通の人なのです。

 

そのあたりがまたいじられる要因にもなり、話題は続きました。


「なぜZeddie氏がアメリカ一の憧れの男なのかという20の理由」

から引用抜粋させていただきました。

 

その理由

・信じられないレベルでフォトジェニックであること

・ツイッターのユーモアセンスがあること

*「あなたはなぜそこまでかっこいいの?」という質問に、まじめに「そんなことありません」とか「僕はセレブなんかじゃなくてただの普通の男です」フツーに受け答えします

・彼が"gosh"というところ

(*「「え~、うそー」oh,my god! という表現は、神様の名前を使うことから、厳格なキリスト教の家庭では使ってはいけないとされており、民族性や宗教を配慮してoh,my gosh!といったほうが無難だそうです。彼の礼儀正しさをあらわしています。)

ちなみにこのmemeがアップされたときの彼の反応がこちら。

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Zeddyさん:「ハハハ、え~、誰?こんなの作った人は!」

ツイッターでの物言いもとにかく優しいのです。

その他の理由です

・軽薄でなく、気配りがあり何事にも感謝すること

・態度が控えめで謙虚あること

・ツイッターですぐに非を認めること

*ある女性「なんであたしにリツイートしてくれないんですか?」

Zeddyさん:「知らなかった。」

・彼の好きなものが動物とパンケーキとバニラアイスクリームであること

・ニンジン好きでフルーツのステッカーを集めるのが趣味であること

 

20の理由をリストアップした結果「こんな完璧なわけないだろ」という男性ライターの捨てゼリフで記事は終わります・・・。

 

最後に

同年グランピー・キャットが人気を呼ぶなど、2012年は「インターネットの年」と称され、Zeddyさんだけでなく昨日まで普通だった人がセレブなみの有名人になる例はほかにもあったそうです。

 

何かのきっかけで、誰もが有名人になれる時代なのですね。中には望む、望まないにかかわらず、インターネットメディアの多様化によって騒がれすぎたZeddyさんのような人もいるというところに、今回は意外性と楽しさを感じました。(ちょっと気の毒にも思えましたが)

 

Zeddyさんは写真を意図的に撮られようとしたのではありませんでした。ただ単に日頃の彼の行いが、天使のいたずらを誘っただけのような気がします。

 

彼自身は記事に書いたとおりの普通の真面目な人で、はじめは当惑したようでしたが、今はこの人気のおかげで、レストランの仕事を辞めて、NYのブルックリンの音楽事務所で広報の仕事のオファーを受けて転職したとのことです。

 

フェイスブックページも彼自身が作ったものではなく、ファンによって作られたものであることがわかりました。

かなり前からそのページの更新がとまっていることを、お知らせして終わりたいと思います。(2016年)